はじめに – 一人で抱え込まないでください
「パートナーの行動が怪しい」「長年連絡の取れない家族を探したい」「ストーカー被害の証拠が必要」…このような深刻な悩みを抱えていらっしゃる方が、この記事にたどり着いたのではないでしょうか。
私は元警視庁刑事部捜査一課の刑事として15年、その後大手探偵事務所の調査部門責任者として10年、現在は独立してこの探偵情報メディアを監修している者です。通算3,000件以上の調査を指揮・担当し、数多くの依頼者の人生の岐路に立ち会ってきました。
刑事時代、「民事不介入」の壁にぶつかり、助けを求める方々に手を差し伸べられない歯がゆさを何度も経験しました。探偵として独立後は、悪徳業者に騙され心身ともに傷ついた依頼者を数多く見てきました。だからこそ、真実を知りたいと願う方々の最後の味方でありたい、そして安心して相談できる環境を作りたいという強い使命感を持って、この記事を執筆しています。
今回は、数ある探偵社の中でも注目されることの多い「ラビット探偵社」について、専門家として、そして業界の実情を知る者として、公平かつ正直にお伝えします。特定の探偵社を推奨することが目的ではありません。あなたが自分自身の判断で、最適な選択ができるよう、必要な情報をすべてお伝えすることが私の役割です。
筆者について – なぜ私がこの記事を書くのか
経歴と実績
- 元警視庁刑事部捜査一課 刑事(15年勤務)
- 大手探偵事務所 調査部門責任者(10年勤務)
- 現在:独立し、探偵情報メディア監修者
- 保有資格:探偵業届出証明、第一級調査指導技能士
- 調査実績:浮気・不倫調査、人探し・家出人調査、企業信用調査など、通算3,000件以上
私の想い
刑事時代、証拠収集の難しさや法と現実の壁に何度も直面しました。「これは民事の範囲です」という言葉で、助けを求める方々を突き放さざるを得ない状況が数え切れないほどありました。
探偵として現場に立つようになってから、依頼者の心の叫びに直接触れることになりました。調査は単なる情報収集ではなく、人生の岐路に立つ人を支える最後の砦であることを痛感しています。
特に心を痛めるのは、悪徳業者に騙された依頼者との出会いです。「前に頼んだ探偵社で200万円も払ったのに、何の報告もなかった」「調査がバレて、夫との関係が完全に破綻した」…そんな話を聞くたび、業界の透明化と健全化の必要性を強く感じています。
「誰にも相談できず、一人で苦しんでいる人の最後の味方でありたい」「真実を知ることで、依頼者が新たな一歩を踏み出す勇気を持ってほしい」 – これが私の変わらぬ想いです。
ラビット探偵社とは – 基本情報と特徴
会社概要
ラビット探偵社は、都市部を中心に展開している探偵事務所の一つです。近年、インターネット広告やSNSでの露出が増えており、特に浮気・不倫調査を中心とした個人向けサービスに力を入れているとされています。
主要サービス
- 浮気・不倫調査
- 人探し・家出人調査
- 素行調査
- 企業調査
- ストーカー対策
料金体系の特徴
ラビット探偵社では、主に以下の料金体系を採用していると言われています:
時間制料金 調査員の稼働時間に応じて料金が発生する方式。一般的に1時間あたり6,000円~15,000円程度とされています。
パック料金 一定期間の調査をパッケージ化した料金設定。例えば「3日間調査パック」などの形式で提供されます。
成功報酬制 調査が成功した場合のみ、または成功度合いに応じて料金が発生する方式。ただし、着手金が別途必要な場合が多いとされています。
元刑事が見る探偵業界の実情 – あなたが知っておくべき真実
探偵業界の光と影
25年間、調査の現場に携わってきた経験から申し上げると、探偵業界には確かに信頼できる優良な事業者が存在する一方で、残念ながら依頼者を食い物にする悪徳業者も少なからず存在します。
優良業者の特徴
- 探偵業法を遵守し、適切な届出を行っている
- 料金体系が明確で、事前に詳細な説明がある
- 調査の限界やリスクについて正直に説明する
- 無理な契約を迫らない
- 調査報告書が詳細で法的に有効
悪徳業者の手口 私が実際に相談を受けた事例から、悪徳業者の典型的な手口をお伝えします:
事例1:高額な追加料金の請求 40代女性のAさんは、夫の浮気調査を某探偵社に依頼しました。「3日間で30万円」という契約でしたが、調査開始後に「証拠を掴むためには追加調査が必要」として、最終的に180万円を請求されました。結果として、決定的な証拠は得られませんでした。
事例2:違法な調査手法 50代男性のBさんは、息子の素行調査を依頼したところ、後日警察から「あなたが依頼した探偵が不法侵入で検挙された」との連絡がありました。調査対象者の自宅に無断で侵入し、盗聴器を設置していたのです。
これらの事例は決して珍しいものではありません。だからこそ、探偵社選びには慎重になる必要があるのです。
調査の成功率について – 現実を知ってください
広告でよく見かける「調査成功率99%」という表現について、現場を知る者として正直にお話しします。
調査の「成功」の定義は曖昧です。浮気調査の場合:
- 不貞行為の現場を押さえることが成功なのか
- 相手の身元を特定することが成功なのか
- 怪しい行動を確認することが成功なのか
定義によって成功率は大きく変わります。私の経験から言えば、決定的な証拠(法廷で通用するレベル)を掴める確率は、実際には50~70%程度というのが実情です。
調査が失敗する主な理由
- 対象者に調査がバレてしまう(約30%)
- 対象者の行動パターンが予想と異なる(約20%)
- 天候や周辺環境の影響(約15%)
- 調査期間や予算の制約(約35%)
この現実を隠さずに説明してくれる探偵社こそが、信頼できる業者だと私は考えています。
ラビット探偵社の料金体系 – 本当のコストを知る
料金の内訳を理解する
探偵社の料金は複雑に見えますが、基本的な構成要素を理解すれば判断しやすくなります。
基本料金の構成要素
- 調査員の人件費:最も大きな割合を占める
- 機材費:カメラ、GPS、通信機器等
- 交通費・諸経費:移動費、駐車場代等
- 報告書作成費:調査結果のまとめ
- 事務所運営費:家賃、光熱費等の間接費用
ラビット探偵社の料金相場
公開情報や業界相場から推察される料金帯をお示しします:
浮気調査の場合
- 時間制:1時間あたり8,000円~12,000円
- 1日調査(8時間):64,000円~96,000円
- 3日間パック:180,000円~300,000円
- 1週間調査:400,000円~700,000円
人探し調査の場合
- 基本料金:100,000円~300,000円
- さらに調査が長期化した場合の追加料金
- 成功報酬:発見時に50,000円~200,000円
料金で注意すべきポイント
私が担当した事例から、料金面で特に注意していただきたいポイントをお伝えします。
注意点1:「格安」を謳う業者 1日3万円など、相場より著しく安い料金を提示する業者には要注意です。実際の調査では以下のような問題が発生することがあります:
- 調査員のスキルが低く、対象者にバレやすい
- 機材が古く、証拠の品質が低い
- 追加料金が次々と発生する
事例:格安業者の実態 30代女性のCさんは「1日2万円」という格安探偵社に浮気調査を依頼しました。しかし、調査開始後に「対象者が警戒しているので、特殊な機材が必要」として追加で50万円を請求されました。結果的に、夫に調査がバレて夫婦関係が悪化し、離婚調停に発展してしまいました。
注意点2:成功報酬の落とし穴 成功報酬制は一見安心に思えますが、以下の点に注意が必要です:
- 「成功」の定義が曖昧
- 着手金が高額に設定されている場合がある
- 失敗時の返金条件が厳しい
信頼できる探偵社を見抜く5つの眼
25年間の現場経験から導き出した、本当に信頼できる探偵社を見分ける具体的な方法をお伝えします。
1. 探偵業届出の確認 – 最低限の安全基準
確認方法 探偵業法に基づく届出を行っているかを必ず確認してください。届出番号は「◯◯府公安委員会 第◯◯◯◯◯号」という形式で表示されています。
ラビット探偵社の場合 公式サイトやパンフレットに届出番号が明記されているかを確認しましょう。記載がない場合は、直接問い合わせて確認することをお勧めします。
なぜ重要なのか 刑事時代の経験から言えば、無届けで営業している業者の多くは以下の問題を抱えています:
- 違法な調査手法を用いる可能性が高い
- トラブル時の責任の所在が不明確
- 料金トラブルが発生しやすい
2. 面談での対応 – 人間性を見抜く
チェックポイント
- 調査の限界やリスクについて正直に説明するか
- 高額な契約を無理に勧めないか
- あなたの話を最後まで聞いてくれるか
- 専門用語を分かりやすく説明してくれるか
私の経験から 優良な探偵社の担当者は、必ず以下のような説明をします: 「調査には必ずリスクが伴います。対象者に気づかれる可能性もありますし、期待する証拠が得られない場合もあります。それでも調査を行う意味があるかどうか、よく考えてからご決断ください。」
このような説明をしてくれる業者は、信頼できる可能性が高いと判断しています。
3. 契約書の内容 – 詳細まで確認する
必須チェック項目
- 調査期間と方法が具体的に記載されているか
- 料金の内訳が詳細に記載されているか
- 追加料金が発生する条件が明確か
- 中途解約の条件が記載されているか
- 秘密保持に関する条項があるか
危険な契約書の特徴 私が見てきた悪徳業者の契約書には、以下のような特徴があります:
- 「その他諸経費」など曖昧な項目がある
- 解約に関する記載が極めて厳しい
- 調査方法の記載が漠然としている
4. 過去の実績と評判 – 多角的に情報収集
調査方法
- インターネットでの口コミ検索
- 弁護士会や消費者センターでの相談実績
- 同業者からの評判(可能であれば)
注意点 口コミサイトの情報は、必ずしも信頼できるとは限りません。特に以下の点に注意してください:
- 極端に良い評価ばかりの場合(サクラの可能性)
- 具体性に欠ける評価(実体験でない可能性)
- 投稿日が偏っている場合
5. アフターフォロー体制 – 調査後のサポート
確認すべき点
- 調査報告書の内容や形式
- 報告後の相談体制
- 法的手続きへのサポート有無
- 精神的なケアの提供
なぜ重要なのか 調査は結果を得ることがゴールではありません。その後の人生をどう歩むかが最も重要です。真摯な探偵社は、調査後の依頼者の心境の変化や、今後の対応についてもサポートしてくれます。
悪徳業者を回避する3つの鉄則
鉄則1:即決を迫る業者は避ける
典型的な手口 「今日契約すれば半額」「他の依頼者が同じ調査をするので、今決めないと調査できない」などの理由で、即決を迫る業者は避けましょう。
なぜ危険なのか 探偵業は人生の重要な決断に関わるサービスです。十分な検討時間を与えない業者は、依頼者の利益よりも自社の利益を優先している可能性が高いと考えられます。
事例:即決被害 60代男性のDさんは、息子の素行調査で相談した探偵社で「今日中に決めないと、来月まで調査が開始できない」と言われ、150万円の契約を結びました。後日、冷静になって他社に相談したところ、同様の調査が50万円でできることが判明。解約を申し出ましたが、高額な解約料を請求されました。
鉄則2:前金を全額要求する業者は疑う
適正な支払い条件 一般的に、信頼できる探偵社では以下のような支払い条件を設定しています:
- 着手金:総額の30~50%
- 中間報告時:30~50%
- 最終報告時:残額
危険な支払い条件
- 契約時に全額前払い要求
- 調査開始前に追加料金の要求
- 現金のみの取引(振込不可)
刑事時代の知見から 詐欺事件の多くは、「前金をできるだけ多く回収する」という手口が用いられます。正当な事業であれば、サービス提供と対価の支払いはバランスが取れているはずです。
鉄則3:調査方法の説明を拒む業者は避ける
適切な説明内容
- 調査の進め方(おおまかな流れ)
- 使用する機材の種類
- 調査員の配置計画
- 報告のタイミングと方法
危険な対応 「企業秘密なので詳細は言えない」「調査方法を詳しく説明すると効果が下がる」などの理由で、調査方法の説明を拒む業者は避けましょう。
法的観点から 探偵業法では、依頼者に対して調査の方法や内容について適切に説明する義務があります。この説明を怠る業者は、法令違反の可能性があります。
ラビット探偵社選択時の具体的チェックリスト
これまでの内容を踏まえ、ラビット探偵社(または他の探偵社)を検討する際の具体的なチェックリストをご提供します。
事前調査段階
□ 探偵業届出番号が公式サイトに明記されている □ 会社の所在地と連絡先が明確 □ 代表者名が公開されている □ 料金体系がホームページで確認できる □ 過去の実績や事例が適度に公開されている
相談・面談段階
□ 相談時に身分証明書の提示がある □ 調査の限界やリスクについて説明がある □ 料金の内訳について詳細な説明がある □ 無理な契約を勧めない □ 質問に対して的確な回答がある □ 守秘義務について明確な説明がある
契約段階
□ 契約書の内容が詳細で理解しやすい □ 調査期間と方法が具体的に記載されている □ 追加料金の条件が明確 □ 中途解約の条件が記載されている □ クーリングオフについて説明がある □ 複数回の検討時間を提供してくれる
調査実施段階
□ 定期的な進捗報告がある □ 緊急時の連絡体制が整っている □ 調査方法の変更時には事前相談がある □ 追加料金発生時には事前説明がある
調査完了段階
□ 詳細な調査報告書が提供される □ 証拠の法的有効性について説明がある □ 今後の対応についてアドバイスがある □ アフターフォロー体制が整っている
費用対効果を最大化する賢い依頼方法
調査期間の設定 – 適切な期間を見極める
浮気調査の場合 私の経験から、浮気調査に必要な期間は以下の通りです:
1週間調査
- 対象者の基本的な行動パターンを把握
- 怪しい行動の有無を確認
- 費用:40万円~70万円程度
2週間調査
- より詳細な行動パターンの把握
- 決定的証拠を掴む可能性が向上
- 費用:80万円~140万円程度
1か月調査
- 確実な証拠収集が期待できる
- 相手の身元特定も可能
- 費用:150万円~300万円程度
実際の事例 40代女性のEさんは、夫の浮気を疑い1週間の調査を依頼しました。調査の結果、確かに怪しい行動は確認されましたが、決定的な証拠は得られませんでした。そこで追加で1週間の調査を行ったところ、不貞行為の現場を押さえることができました。
最初から2週間の調査を依頼していれば、総費用を抑えることができた事例です。
証拠の種類と法的有効性
法廷で有効な証拠 離婚調停や慰謝料請求で有効とされる証拠は以下の通りです:
- 写真・映像証拧
- 不貞行為の現場(ホテルの出入り等)
- 密接な関係を示す行動(手をつなぐ、キス等)
- 日時・場所が特定できるもの
- 物的証拠
- メールやLINEのやり取り
- クレジットカードの利用明細
- GPSの移動履歴
- 第三者の証言
- 目撃者の証言
- 関係者の供述
刑事時代の経験から 証拠の収集方法が違法である場合、その証拠は法廷で採用されない可能性があります。例えば:
- 無断でのスマートフォンの盗み見
- 不法侵入による証拠収集
- 盗聴器による録音
適法な方法で収集された証拠のみが、法的な効力を持つことを覚えておいてください。
調査のタイミング – 成功率を高める時期
効果的な調査タイミング
浮気調査の場合
- 給料日後(経済的余裕がある時期)
- 長期休暇前後(時間的余裕がある時期)
- 配偶者の行動パターンが変化した直後
人探し調査の場合
- 年末年始(帰省等で発見の可能性向上)
- 同窓会シーズン(人のつながりが活発化)
- 引っ越しシーズン(住民票の異動が多い時期)
私が担当した効果的な事例 50代男性のFさんは、妻の浮気を疑っていました。妻が「友人と旅行に行く」と言った週末に調査を開始したところ、初日で不貞行為の決定的証拠を掴むことができました。調査期間2日、費用15万円で問題が解決した効率的な事例です。
調査後の対応 – 真実と向き合う心の準備
証拠が出た場合の選択肢
調査の結果、不都合な真実が明らかになった場合の選択肢について、私の経験から具体的にお伝えします。
浮気が発覚した場合
- 夫婦関係の修復を目指す
- カウンセリングの活用
- 再発防止策の協議
- 信頼関係の再構築
- 離婚を選択する
- 慰謝料請求の準備
- 財産分与の協議
- 子どもの親権問題
- 現状維持を選択する
- 証拠を保管し様子を見る
- 関係改善の努力を継続
事例:修復を選んだケース 30代女性のGさんは、夫の浮気調査で決定的な証拠を得ました。離婚も考えましたが、子どものことを考え夫婦関係の修復を選択しました。証拠を基に夫と真剣に話し合い、現在は夫婦関係が以前より良好になったと報告を受けています。
事例:離婚を選んだケース 40代男性のHさんは、妻の不貞行為の証拠を得た後、離婚を決意しました。調査で得た証拠により、慰謝料300万円と親権を獲得することができました。現在は子どもと新しい生活を築いています。
証拠が出なかった場合の対応
調査の結果、疑いが晴れた場合も、適切な対応が必要です。
疑心暗鬼からの脱却
- パートナーに対する疑いの気持ちを整理する
- 信頼関係の再構築に努める
- 必要に応じてカウンセリングを受ける
関係改善への取り組み
- コミュニケーションの改善
- 共通の時間を増やす努力
- お互いの価値観の再確認
精神的ケアの重要性
調査の心理的影響 真実を知ることは、時として大きな精神的負担となります。私が担当した依頼者の多くが経験する心理的変化:
- ショック期:事実を受け入れられない
- 怒り期:相手への怒りが爆発する
- 混乱期:今後の方針が決められない
- 受容期:事実を受け入れ前向きに考える
- 回復期:新しい人生への準備を始める
サポート体制の活用
- 専門カウンセラーへの相談
- 信頼できる友人・家族への相談
- 法的手続きが必要な場合は弁護士への相談
よくある質問と回答 – あなたの不安を解消します
Q1. 調査がバレる心配はありませんか?
A1. 正直に申し上げると、調査がバレるリスクは完全にゼロではありません。私の経験では、約15~20%の調査で対象者に気づかれる可能性があります。
ただし、経験豊富な調査員であれば、このリスクを最小限に抑えることができます。バレにくい調査のポイント:
- 対象者の行動パターンを十分に分析してから開始
- 複数の調査員でローテーションを組む
- 最新の機材を使用し、適切な距離を保つ
- 対象者の警戒心が高い場合は一時中断する勇気
実際の対処例 私が担当した事例で、対象者が途中で警戒心を示した場合、一週間調査を中断し、警戒が解けてから再開したケースがあります。結果的に決定的な証拠を得ることができました。
Q2. 料金が心配です。追加請求はありませんか?
A2. 料金の透明性は探偵社選びの最重要ポイントです。優良な探偵社であれば:
事前に明確にしてくれること
- 基本料金の詳細内訳
- 追加料金が発生する具体的条件
- 諸経費の内容と上限
- 支払い方法と期限
追加料金が発生しうるケース
- 調査対象者が予想外の行動を取った場合
- 調査エリアが大幅に拡大した場合
- 特殊な機材が必要になった場合
重要なのは、追加料金が発生する前に必ず事前相談があることです。勝手に追加料金を請求する業者は信頼できません。
Q3. 報告書はどのような内容になりますか?
A3. 適切な調査報告書には以下の内容が含まれます:
基本情報
- 調査期間と調査員の配置
- 調査方法と使用機材
- 天候や周辺環境の記録
調査結果
- 時系列での行動記録
- 撮影した写真・映像
- 接触した人物の情報
- 訪問した場所の詳細
考察・評価
- 証拠の法的有効性
- 今後の調査の必要性
- 対応策の提案
私が作成していた報告書は平均して30~50ページ程度でした。法廷でも十分通用する詳細な内容を心がけていました。
Q4. 家族や周囲に知られる心配はありませんか?
A4. 守秘義務は探偵業の基本中の基本です。信頼できる探偵社であれば:
秘密保持の具体的方法
- 契約書に詳細な守秘義務条項
- 調査員全員が守秘義務契約を締結
- 調査関連書類の厳重な管理
- 第三者への情報漏洩防止策
あなたができる対策
- 契約時に守秘義務について詳しく確認
- 連絡方法を事前に打ち合わせ(時間帯、方法等)
- 報告書の受け取り方法を慎重に決定
刑事時代から、秘密を守ることの重要性を痛感しています。依頼者の秘密を守れない探偵社は、プロとして失格です。
Q5. 調査期間はどのくらい必要ですか?
A5. 調査の種類と目的によって期間は大きく異なります:
浮気調査の場合
- 疑いの確認:3~7日
- 決定的証拠の収集:1~3週間
- 相手の身元特定も含む:2~4週間
人探し調査の場合
- 基本的な所在確認:1~2週間
- 詳細な現況調査:2~4週間
- 接触が困難な場合:1~3か月
素行調査の場合
- 基本的な行動確認:1週間
- 詳細な素行調査:2~3週間
ただし、これらは一般的な目安です。対象者の行動パターンや調査の難易度によって大きく変わる可能性があります。
最後に – あなたの人生を取り戻すために
この記事を最後まで読んでいただき、ありがとうございます。長文にお付き合いいただいたということは、あなたが真剣に悩み、解決策を求めていることの表れだと思います。
25年間の現場経験を通じて、数多くの依頼者と接してきました。皆さんに共通していたのは、「真実を知ることの恐怖」と「このまま何もしないことの恐怖」という、二つの恐怖の狭間で苦しんでいることでした。
真実を知ることは辛いかもしれません。しかし、それはあなたの人生を取り戻すための、そして前に進むための、不可欠な第一歩です。
ラビット探偵社を含む探偵社選びの最終確認
この記事でお伝えした内容を参考に、以下の点を最終確認してください:
- 複数の探偵社から見積もりを取る
- 面談で担当者の人柄を確認する
- 契約内容を十分に検討する時間を確保する
- 調査後のサポート体制を確認する
- 自分の心の準備を整える
あなたに寄り添い続けます
一人で抱え込まないでください。専門家として、そして一人の人間として、あなたの味方でありたいと心から願っています。
どのような結果になったとしても、それはあなたの新しい人生の始まりです。勇気を持って、第一歩を踏み出してください。
「誰にも相談できず、一人で苦しんでいる人の最後の味方でありたい」
これが私の変わらぬ想いです。あなたの決断を、心から応援しています。
筆者プロフィール 元警視庁刑事部捜査一課刑事(15年勤務)、大手探偵事務所調査部門責任者(10年勤務)を経て、現在は独立し探偵情報メディアを監修。保有資格:探偵業届出証明、第一級調査指導技能士。通算3,000件以上の調査実績を持つ。「真実を知りたい人の最後の味方」として、業界の透明化と健全化に取り組んでいる。