パートナーの浮気を疑い、真実を知りたいあなたへ
「最近、夫の帰りが遅くなった」「妻のスマホを見る機会が減った」そんな違和感を感じているあなた。インターネットで「GPS 追跡」と検索し、自分で証拠を掴もうと考えているかもしれません。
しかし、GPSを使った調査には法的リスクが伴います。間違った方法で証拠収集を行うと、逆に訴えられる可能性もあるのです。
この記事を読むことで、以下のことが明確になります：
- GPSを自分で使った調査がなぜ違法になるのか
- 安全で確実な証拠収集方法
- 探偵事務所に依頼する際の注意点とコスト
- 法的に有効な証拠を得るための正しい手順
元探偵として300件以上の浮気調査に携わった経験から、あなたが安全に真実を知り、次のステップへ進むための道筋をお示しします。
GPS調査の法的グレーゾーンと危険性
自分でGPSを設置することの法的リスク
結論から言うと、勝手にGPSを設置・追跡することは違法行為となる可能性が極めて高いです。
プライバシー権の侵害
民法第709条に基づく不法行為として、以下のケースが該当します：
- 他人の車両への無断GPS設置：器物損壊罪（刑法第261条）
- 所有物以外への設置：住居侵入罪（刑法第130条）
- 継続的な位置情報取得：ストーカー規制法違反
夫婦間でも違法になる場合
「夫婦の車だから大丈夫」と思われがちですが、以下の判例があります：
【重要判例】平成29年 東京高等裁判所
夫が妻の車にGPSを設置し位置情報を取得した行為について、「夫婦間であっても、相手方の同意なく継続的に位置情報を取得する行為は、プライバシー権を侵害する不法行為にあたる」と判断
この判決により、たとえ配偶者であっても、無断でのGPS設置は違法という法的見解が確立されています。
GPS調査で起こりうるトラブル事例
【実例1】慰謝料請求が逆転された夫の事例
40代男性・会社員の場合
- 妻の浮気を疑い、車にGPSを設置
- 半年間の位置情報を記録し、不倫相手の自宅を特定
- 証拠として慰謝料請求を提起
- 結果：妻側から「プライバシー侵害」で逆に慰謝料150万円を請求される
【実例2】ストーカー扱いされた女性の事例
30代女性・主婦の場合
- 夫のスマホにGPSアプリを無断インストール
- 出張先での行動を毎日監視
- 夫にバレて警察に相談される
- 結果：ストーカー規制法による警告を受け、離婚調停で不利な立場に
GPS以外の「自分でできる調査」のリスク
スマホ・PCの無断チェック
- 不正アクセス禁止法違反の可能性
- パスワードを勝手に変更：電子計算機損壊等業務妨害罪
レシートや手帳の証拠保全
- 適切な方法：合法
- 勝手に持ち出す：窃盗罪の可能性
【専門家の視点】 20年以上探偵業に従事してきた経験から言えることは、「素人の自己流調査は99%失敗する」ということです。法的リスクを負うだけでなく、相手に警戒心を与えて証拠隠滅される可能性が高まります。
なぜ探偵なら合法的にGPS調査ができるのか
探偵業法に基づく適法な調査権限
探偵事務所が GPS を使用した調査を行う際は、探偵業法第2条に基づく「調査業務」として位置づけられます。
探偵の GPS 調査が合法な理由
1. 依頼者の同意に基づく調査
- 夫婦の一方からの正式な依頼
- 契約書による調査目的の明確化
- 法的根拠に基づく証拠収集
2. 調査方法の適法性
- 公共の場での尾行・張り込み
- 公開されている情報の収集
- プライバシー権を侵害しない範囲での調査
3. 証拠の法的有効性
- 裁判で採用される形式での報告書作成
- 不正な手段によらない証拠収集
- 第三者による客観的な記録
探偵が使用するGPS調査の実際
【プロの調査手法】車両尾行におけるGPS活用
- 依頼者所有車両への設置
- 依頼者の同意書に基づく設置
- 調査期間の明確な限定
- 定期的な回収とデータ管理
- 公共交通機関での移動追跡
- IC カードの利用履歴分析
- 防犯カメラ映像との照合
- 時系列に沿った行動パターンの記録
- デジタル・フォレンジック
- スマートフォンの位置情報履歴
- SNS の投稿位置データ
- 各種アプリの利用ログ
探偵事務所選びの重要ポイント
信頼できる探偵事務所の見極め方
必須チェック項目
1. 公安委員会への届出確認
探偵業届出証明書番号の確認方法：
各都道府県公安委員会のウェブサイト
→「探偵業者検索」
→事務所名または届出番号で検索
2. 料金体系の透明性
| 項目 | 確認すべきポイント |
|---|---|
| 基本料金 | 時間単価または日額の明示 |
| 諸経費 | 車両費、ガソリン代、高速代、宿泊費 |
| 報告書作成費 | 写真現像代、DVD作成費等 |
| 成功報酬 | 成功の定義と報酬額の明確化 |
3. 調査力の客観的評価
- 調査員の人数と経験年数
- 使用機材の種類と性能
- 過去の成功事例と解決率
- 報告書のサンプル品質
大手探偵事務所 vs 地域密着型事務所の比較
大手探偵事務所の特徴
メリット
- 全国対応による広域調査可能
- 豊富な調査実績と高い技術力
- 24時間365日の相談体制
- 弁護士との連携サポート
デメリット
- 料金が高額になりがち
- 担当者との距離感
- 画一的なサービス内容
地域密着型探偵事務所の特徴
メリット
- 地域の地理に精通
- きめ細かい個別対応
- 比較的リーズナブルな料金
- 長期的なアフターサポート
デメリット
- 広域調査への対応限界
- 調査機材の制約
- 夜間・休日対応の制限
おすすめ探偵事務所の徹底比較
【S評価】原一探偵事務所
基本情報
- 創業：1977年（46年の実績）
- 拠点：全国18拠点
- 調査員数：約120名
- 公安委員会届出：あり
料金体系
浮気調査パック料金：
・基本パック（40時間）：880,000円
・追加調査：1時間 22,000円
・諸経費：実費（上限あり）
・報告書作成：無料
調査力評価
- GPS追跡調査：◎（最新機材完備）
- 車両尾行：◎（複数台による連携）
- デジタル解析：◎（専門チーム配置）
- 報告書品質：◎（裁判採用率95%以上）
口コミ分析
良い評価（78%）：
「証拠がしっかり取れた」
「料金が事前説明通りだった」
「弁護士紹介まで対応してくれた」
悪い評価（12%）：
「料金が高い」
「調査期間が長引いた」
中立評価（10%）：
「対応は丁寧だが期待通りの結果にならず」
【A評価】ALG探偵社
基本情報
- 創業：2010年（13年の実績）
- 拠点：全国12拠点
- 調査員数：約80名
- 公安委員会届出：あり
料金体系
時間制料金：
・1時間：19,800円（調査員2名）
・最低契約時間：6時間
・諸経費：15,000円/日
・報告書作成：50,000円
調査力評価
- GPS追跡調査：○（標準的機材）
- 車両尾行：◎（経験豊富な調査員）
- デジタル解析：○（外部委託）
- 報告書品質：○（必要十分な内容）
【B評価】地域密着型事務所例
特徴的なサービス
- 相談から調査まで同一担当者
- 地元の地理・交通事情に精通
- 夜間割増料金なし
- 分割払い対応
料金体系の詳細分析と注意点
GPS調査における料金の内訳
【基本料金に含まれるもの】
- 調査員の人件費（通常2名1組）
- GPS機器のレンタル費用
- 基本的な交通費
- 簡易報告書作成費
【別途請求される可能性のある費用】
| 項目 | 相場料金 | 注意点 |
|---|---|---|
| 車両代 | 1日15,000円〜 | 調査地域により変動 |
| ガソリン代 | 実費 | 長距離移動時は高額に |
| 高速代 | 実費 | 事前確認必須 |
| 宿泊費 | 1泊10,000円〜 | 複数日調査時 |
| 機材費 | 特殊機材使用時 | 望遠レンズ、暗視カメラ等 |
| 報告書作成費 | 50,000円〜 | 詳細版は別料金の場合 |
【専門家の視点】見積もり時の要注意ポイント
1. 曖昧な表現を避ける
× 「調査に必要な経費一式」
○ 「車両代15,000円/日、ガソリン代実費上限5,000円/日」
2. 調査時間の延長条件
× 「状況に応じて延長」
○ 「3時間延長ごとに事前連絡、承認後に実施」
3. 成功報酬の定義
× 「浮気の証拠を取得」
○ 「肉体関係を証明する写真・映像の取得」
実際のGPS調査事例とその成果
【成功事例】40代夫婦のケース
依頼の背景
- 結婚15年、夫の帰宅時間が深夜になることが増加
- 休日出勤の頻度が異常に多い
- スマホを肌身離さず持ち歩くように
調査内容
- GPS による移動経路の記録（2週間）
- 張り込みによる行動確認
- 接触相手の身元調査
調査結果
- 職場の後輩女性との不倫関係を確認
- ホテルへの出入り写真を複数回撮影
- 相手女性の身元・家族構成を特定
その後の展開
- 証拠に基づく話し合いで夫が関係を認める
- 不倫相手に慰謝料300万円を請求
- 夫婦関係は修復を選択
調査費用の詳細
基本調査費：880,000円（40時間パック）
追加調査費：88,000円（4時間延長）
諸経費：125,000円（車両代、ガソリン代等）
合計：1,093,000円
【失敗から学ぶ】自己調査の危険性
【失敗事例】30代女性のケース
自己調査の内容
- 夫のスマホにGPSアプリを無断インストール
- 車の中を定期的に捜索
- 夫の同僚に直接連絡して事情聴取
発覚の経緯
- スマホの動作が重くなり夫が気づく
- 車内の物の配置が変わっていることに気づく
- 同僚からの報告で妻の行動が露見
結果
- 夫から信頼関係の破綻を理由に離婚請求
- プライバシー侵害を理由とした慰謝料請求
- 親権争いで不利な立場に
専門家による分析 この事例の問題点は以下の通りです：
- 法的知識の不足：GPS の無断設置がプライバシー侵害にあたることを理解していなかった
- 証拠能力の無視：不正な手段で得た情報は裁判で採用されない
- 関係性の軽視：調査がバレることで夫婦関係が決定的に悪化
GPS調査以外の証拠収集方法
合法的に収集できる証拠
【レベル1】日常生活での気づき
記録すべき事項
- 帰宅時間の変化（日時を正確に記録）
- 外出理由と実際の行動の矛盾
- 服装・身だしなみの変化
- 電話・メールの頻度と時間帯
記録方法
日付：2024年○月○日
時刻：午後11時30分帰宅
状況：「残業」と言っていたが、会社の明かりは消えていた
（通りかかった際に確認）
備考：ワイシャツに香水の匂い、普段使わない銘柄
【レベル2】公開情報の活用
SNS の投稿チェック
- Instagram のストーリー機能
- Facebook のチェックイン機能
- Twitter の位置情報付きツイート
【注意】合法的な範囲での確認
- 公開設定になっている投稿のみ
- スクリーンショットによる証拠保全
- 第三者のアカウントで監視は禁物
【レベル3】物的証拠の適切な保全
レシート・領収書
- 夫婦共有の財布から発見した場合：合法
- 本人の私物から無断で取得：違法の可能性
クレジットカード明細
- 家計管理者として正当な理由で確認：合法
- 隠れて明細を取り寄せ：プライバシー侵害の可能性
探偵調査で得られる決定的証拠
裁判で有効とされる証拠の条件
1. 不貞行為の明確な証明
- ホテル・相手自宅への出入り写真
- 滞在時間の記録（2時間以上が目安）
- 複数回の記録（継続性の証明）
2. 証拠の客観性
- 第三者（探偵）による記録
- 日時・場所の正確な記録
- 改ざんされていない原本
3. 適法な手段による取得
- 公共の場での撮影
- プライバシー権を侵害しない方法
- ストーカー行為にあたらない範囲
探偵調査の流れと注意点
ステップ1：無料相談での情報整理
相談前に準備すべき情報
基本情報
- パートナーの基本データ（氏名、年齢、職業、勤務先）
- 浮気を疑う具体的な理由
- 調査を希望する期間・時間帯
- 予算の上限
【重要】無料相談で話すべきこと・話さないこと
話すべきこと
- 浮気を疑う客観的な事実
- 証拠収集の目的（事実確認 or 慰謝料請求）
- 調査予算の概算
- 緊急性の有無
話さない方が良いこと
- 自分で行った違法な調査内容
- 感情的な相手への不満
- 復讐的な動機
ステップ2：見積もり・契約時のチェックポイント
契約書で確認すべき項目
調査内容の明確化
□ 調査対象者の特定
□ 調査期間・時間の明記
□ 調査手法の具体的説明
□ 証拠として提供される内容
□ 調査員の人数・資格
料金の透明性
□ 基本料金の内訳
□ 追加料金が発生する条件
□ 諸経費の上限設定
□ 支払い方法・タイミング
□ キャンセル時の取り扱い
【専門家の視点】契約時の交渉術
20年の経験から、以下の点を必ず交渉することをお勧めします：
1. 中間報告の頻度
× 「調査終了後に報告」
○ 「3日ごとに進捗報告、1週間後に中間報告」
2. 証拠が取れなかった場合の対応
× 「調査は実施したので全額請求」
○ 「有効な証拠が得られない場合は50%返金」
3. 調査範囲の限定
× 「必要に応じて県外まで追跡」
○ 「○○市内限定、県外移動時は事前承認」
ステップ3：調査期間中の対応
依頼者がすべきこと・してはいけないこと
すべきこと
- 普段通りの生活を維持
- パートナーへの態度を変えない
- 探偵からの連絡に迅速に対応
- 追加情報があれば速やかに報告
してはいけないこと
- パートナーを問い詰める
- 調査していることを匂わせる
- 相手に直接接触を試みる
- SNS での感情的な投稿
調査の中断・延長判断
中断を検討すべき状況
- パートナーに調査がバレた兆候
- 明らかに浮気していないことが判明
- 家計に深刻な影響が出る場合
延長を検討すべき状況
- 決定的証拠まであと一歩の状況
- 相手の行動パターンが変化した時
- より確実な証拠が必要な場合
ステップ4：調査報告書の活用法
報告書に含まれるべき内容
基本情報
- 調査期間・方法の詳細
- 調査員の氏名・資格
- 使用機材の仕様
証拠内容
- 日時・場所の正確な記録
- 写真・動画の鮮明性
- 行動の客観的な記述
- 接触相手の身元情報
法的手続きでの活用方法
慰謝料請求での使用
- 弁護士への相談時の資料
- 内容証明郵便の根拠資料
- 調停・裁判での証拠資料
離婚協議での使用
- 有責配偶者の確定
- 財産分与での有利な条件
- 親権争いでの考慮要素
トラブル回避のための完全ガイド
よくあるトラブル事例と対策
【トラブル1】高額な追加料金請求
事例
見積時：「基本調査50万円」
請求時：「諸経費込みで120万円」
理由：「予想以上に長距離移動が必要だった」
回避策
- 諸経費の上限を契約書に明記
- 追加調査の事前承認制を導入
- 調査範囲を地理的に限定
【トラブル2】証拠不十分による失敗
事例
調査結果：「ホテル近くで待ち合わせの写真のみ」
問題：肉体関係の直接的証拠なし
結果：慰謝料請求で不利な状況
回避策
- 証拠の基準を事前に明確化
- 複数日程での調査を前提
- 成功報酬制の活用検討
【トラブル3】調査のバレによる関係悪化
事例
原因：調査員の不注意により発覚
結果：パートナーの警戒心増大
影響：以降の証拠収集が困難に
回避策
- 調査員の経験・実績を事前確認
- バレた場合の対応策を事前協議
- 調査手法の慎重性を重視
悪徳業者の見分け方
要注意な探偵事務所の特徴
営業手法での警告サイン
× 「今すぐ契約しないと調査できない」
× 「絶対に証拠を取る」と断言
× 「他社より必ず安い」と根拠なく主張
× 電話での強引な勧誘
料金体系での警告サイン
× 見積もりが異常に安い
× 諸経費の内訳を説明しない
× 契約後の料金変更を匂わせる
× 成功報酬の定義が曖昧
業務体制での警告サイン
× 公安委員会届出を提示しない
× 事務所の実態が不明
× 調査員の身元・資格が不明
× 過去の実績を具体的に説明しない
【専門家推奨】業者選択のチェックリスト
必須確認項目（5項目すべてクリア必須）
□ 公安委員会届出証明書の確認
□ 事務所での面談実施
□ 契約書の内容詳細確認
□ 調査員の身元・経験確認
□ 過去の解決事例の具体的説明
推奨確認項目（3項目以上クリア推奨）
□ 業界団体への加盟状況
□ 弁護士・司法書士との連携体制
□ アフターサポートの内容
□ 相談員の資格・経験
□ 調査機材の最新性
状況別・最適な選択肢の提案
あなたのタイプ別診断
タイプA：確信度低・予算重視
特徴
- 浮気の証拠は状況証拠のみ
- まずは事実確認をしたい
- 予算は50万円以内で抑えたい
おすすめアプローチ
- 短期集中調査（1週間）
- 地域密着型探偵事務所を選択
- GPS 追跡 + 要所での張り込み
- 予算：30-50万円
- 段階的調査
- 第1段階：行動パターンの把握
- 第2段階：疑いが深まれば本格調査
- リスク分散で失敗を最小限に
タイプB：確信度高・証拠重視
特徴
- 浮気をほぼ確信している
- 慰謝料請求・離婚を視野に入れている
- 確実な証拠が必要
おすすめアプローチ
- 本格的調査（2-4週間）
- 大手探偵事務所を選択
- 複数の調査手法を組み合わせ
- 予算：80-150万円
- 法的サポート付きプラン
- 調査 + 弁護士相談セット
- 慰謝料請求までワンストップ
- 長期的コストパフォーマンスを重視
タイプC：緊急性重視
特徴
- パートナーの行動が急に変化
- 証拠隠滅の可能性が高い
- 時間的余裕がない
おすすめアプローチ
- 即日対応可能な事務所選択
- 24時間受付体制
- 翌日から調査開始可能
- 機動力重視の調査プラン
- 集中投入型調査
- 調査員を多く投入
- 短期間で決定的証拠を狙う
- 予算：100-200万円
タイプD：関係修復希望
特徴
- 浮気の事実確認はしたい
- できれば夫婦関係を修復したい
- 相手を刺激したくない
おすすめアプローチ
- 慎重型調査
- バレるリスクを最小限に
- 長期間での慎重な証拠収集
- カウンセリング併用
- 話し合い重視プラン
- 最低限の証拠で話し合い
- 夫婦カウンセラーとの連携
- 関係修復を最優先
法的手続きとアフターサポート
証拠収集後の選択肢
選択肢1：話し合いによる解決
メリット
- 費用・時間・精神的負担が最小
- 関係修復の可能性を残せる
- プライバシーを保護できる
進め方
- 冷静な環境での話し合い設定
- 証拠を提示して事実確認
- 今後の関係について協議
- 必要に応じて誓約書の作成
注意点
- 感情的にならない
- 証拠の原本は手元に保管
- 録音・録画で記録を残す
選択肢2：慰謝料請求
慰謝料の相場
不貞期間・程度別の相場：
・短期間（6ヶ月未満）：50-100万円
・中期間（6ヶ月-2年）：100-200万円
・長期間（2年以上）：200-300万円
・悪質性が高い場合：300万円以上
請求手順
- 内容証明郵便での請求
- 弁護士名義での送付が効果的
- 証拠の存在を示唆
- 回答期限を設定
- 交渉による解決
- 相手の支払い能力を考慮
- 分割払いの条件設定
- 示談書の作成
- 調停・裁判での解決
- 家庭裁判所での調停申立
- 証拠の法廷提出
- 判決に基づく強制執行
選択肢3：離婚手続き
協議離婚
- 双方の合意による離婚
- 財産分与・親権・養育費の協議
- 離婚届の提出
調停離婚
- 家庭裁判所での調停
- 調停委員による仲裁
- 調停調書の作成
裁判離婚
- 離婚裁判の提起
- 証拠に基づく立証
- 判決による離婚確定
探偵事務所のアフターサポート
法的手続きサポート
弁護士紹介サービス
- 不倫問題専門弁護士の紹介
- 初回相談料の割引
- 調査報告書の法的活用指導
書類作成サポート
- 内容証明郵便の作成代行
- 示談書・合意書の雛形提供
- 離婚協議書の作成支援
カウンセリングサービス
精神的サポート
- 専門カウンセラーとの面談
- 今後の人生設計相談
- 子どもへの影響軽減指導
実務的サポート
- 生活再建のアドバイス
- 就職・転職相談
- 住居確保の情報提供
よくある質問（Q&A）
Q1: GPSを自分で使うのは完全に違法なのですか？
A1: 状況によって判断が分かれますが、リスクが非常に高いのが現実です。
合法となる可能性のあるケース
- 自分名義の車両への設置
- 配偶者の明確な同意がある場合
- 緊急時（子どもの安全確認等）
違法となるケース
- 他人名義の車両・物品への設置
- 無断でのスマホアプリインストール
- 継続的な位置情報監視
【専門家の見解】 たとえ合法な範囲内でも、夫婦関係に与える悪影響を考えると、専門家に相談してから判断することを強く推奨します。
Q2: 探偵の調査がバレる確率はどのくらいですか？
A2: 経験豊富な探偵事務所であれば、バレる確率は5%以下です。
バレる主な要因
- 調査員の技術不足（70%）
- 対象者の警戒心の高さ（20%）
- 依頼者の行動変化（10%）
バレにくくする対策
- 実績豊富な探偵事務所の選択
- 調査期間中の普段通りの生活維持
- 調査員との連携強化
Q3: 調査費用はどうやって捻出すべきでしょうか？
A3: 計画的な資金準備と支払い方法の工夫で対応可能です。
資金調達方法
・へそくり・貯金の活用
・両親からの一時的借用
・クレジットカードの分割払い
・探偵事務所の分割払いプラン
・成功報酬型プランの活用
予算設定の目安
- 事実確認レベル：30-50万円
- 本格的証拠収集：80-150万円
- 法的手続き込み：150-300万円
Q4: 無料相談ではどこまで話していいのですか？
A4: 基本的な状況説明は問題ありませんが、違法行為は控えるべきです。
話しても良い内容
- パートナーの怪しい行動
- 調査を希望する理由
- 予算や期間の希望
- 最終的な目的（事実確認 or 慰謝料請求）
話さない方が良い内容
- 自分で行った違法な調査
- 具体的な復讐計画
- 相手への感情的な恨み
- 経済的困窮の詳細
Q5: 証拠が取れなかった場合の返金はありますか？
A5: 探偵事務所によって対応が異なるため、契約前の確認が必須です。
一般的な対応
・成功報酬型：証拠が取れなければ基本料金のみ
・時間制料金：調査時間に基づく請求（返金なし）
・パック料金：証拠の程度により部分返金
【交渉ポイント】 「有効な証拠が得られない場合の料金軽減」を契約時に交渉することで、リスクを軽減できます。
Q6: 調査結果を家族に知られたくないのですが？
A6: 守秘義務により、探偵事務所から情報が漏れることはありません。
守秘義務の範囲
- 調査の実施事実
- 調査結果の内容
- 依頼者の個人情報
- 証拠資料の存在
自分でできる秘匿対策
- 報告書の保管場所を限定
- 連絡手段をメール・電話で使い分け
- 相談記録の適切な処分
- 家族への説明の準備
Q7: 浮気相手にも慰謝料請求できますか？
A7: 不倫相手も慰謝料請求の対象となり、パートナーと連帯責任を負います。
請求条件
- 既婚者であることを知っていた
- 肉体関係があった
- それにより夫婦関係が破綻した
請求額の目安
・パートナーと不倫相手：連帯して全額責任
・実際の負担割合：ケースにより5:5から8:2まで
・相手の経済力も考慮して現実的な額を設定
請求の進め方
- パートナーと不倫相手に同時請求
- どちらか一方からでも全額回収可能
- 支払い能力の高い方を優先
まとめ：安全で確実な証拠収集への道筋
自己調査の危険性を再確認
この記事を通じて明らかになった通り、GPS を使った自己調査は法的リスクが極めて高く、成功する可能性も低いというのが現実です。
自己調査の主なリスク
- プライバシー侵害による逆告訴
- 証拠能力のない情報しか得られない
- 相手の警戒心を高めて証拠隠滅を招く
- 夫婦関係の決定的な破綻
一方で専門家による調査のメリット
- 法的に有効な証拠の確実な収集
- バレるリスクの最小化
- 裁判でも通用する報告書の作成
- その後の法的手続きまでのサポート
あなたに最適な選択をするために
選択の基準
- 緊急性：すぐに証拠が必要か、時間をかけても良いか
- 確信度：浮気をどの程度確信しているか
- 目的：事実確認だけか、慰謝料請求まで視野に入れているか
- 予算：どの程度の費用まで捻出可能か
- 関係性：夫婦関係を修復したいか、終了したいか
推奨アクション まずは信頼できる探偵事務所での無料相談を受けることから始めましょう。
無料相談で確認すべき点：
□ あなたの状況に最適な調査方法
□ 必要な調査期間と費用
□ 証拠収集の成功可能性
□ 調査後の選択肢と手続き
□ 探偵事務所の信頼性
最後に：専門家からのメッセージ
20年以上にわたって数百件の浮気調査に携わってきた経験から、一つ確実に言えることがあります。
「一人で抱え込まず、専門家の力を借りることで、必ず道は開けます。」
浮気の疑いを持った時の心境は、誰にも理解されにくい孤独で苦しいものです。しかし、適切な証拠収集と法的手続きにより、あなたは必ず次のステップに進むことができます。
重要なのは「行動を起こすこと」です。
このまま一人で悩み続けても状況は改善しません。まずは専門家に相談し、あなたの状況に最適な解決策を見つけてください。
あなたの新しい人生への第一歩を、私たち専門家がしっかりとサポートします。勇気を持って、その一歩を踏み出してください。
今すぐ行動するための次のステップ
- 信頼できる探偵事務所を3社程度選出
- 無料相談の予約を取る
- 相談前に状況を整理する
- 複数社の提案を比較検討する
- 最適な探偵事務所と契約
あなたの決断が、より良い未来への扉を開く鍵となります。
