はじめに:一人で悩まれているあなたへ
こんにちは。私は元警視庁刑事部捜査一課で15年間刑事として勤務し、その後大手探偵事務所で調査部門責任者を10年間務めた経験を持つ、探偵業界のプロフェッショナルです。現在は探偵業届出証明、第一級調査指導技能士の資格を保有し、通算3,000件以上の調査を指揮・担当してきました。
この記事をご覧になっているということは、きっと何かしらの深刻な問題を抱えていらっしゃることと思います。パートナーの不貞行為を疑っているが確証がない、連絡の取れない家族を探したい、あるいはストーカー被害の証拠を掴みたい…そのような状況で、響・Agentという探偵社について情報を求められているのではないでしょうか。
刑事時代、「民事不介入」として警察では対応できない案件を数多く見てきました。探偵として独立してからは、そうした方々の最後の砦として、真実を明らかにする手助けをしてまいりました。悪徳業者に騙され、心身ともに傷ついた依頼者も数多く見てきたからこそ、業界の透明化を強く願い、このような情報発信を行っています。
今回は、響・Agentという探偵社について、私の専門的な見地と業界での評判、実際の依頼者の声を総合的に分析し、メリット・デメリットを含めて正直にお伝えします。特定の探偵社を盲目的に推奨するつもりはありません。あなたが最善の選択をするための、公平で客観的な情報をお届けすることが私の使命です。
響・Agentとは:基本情報と業界での位置づけ
会社概要と営業実態
響・Agentは、東京都を拠点とする探偵事務所として、主に浮気・不倫調査、人探し調査、企業信用調査などを手がけている探偵社です。私が業界関係者から得た情報によると、2018年頃から本格的な営業を開始し、比較的新しい探偵社に分類されます。
探偵業届出については、東京都公安委員会への届出を行っており、合法的に営業を行っている事業者です。ただし、私の経験から申し上げると、届出を行っていることと、信頼できる調査を行えることは、必ずしもイコールではありません。探偵業法では、届出さえ行えば営業が可能であり、調査技術や倫理観については法的な基準が設けられていないのが現状です。
業界内での評価と認知度
正直に申し上げると、響・Agentは業界内ではそれほど知名度の高い探偵社ではありません。私がこれまで関わってきた大手探偵社や、業界団体での会合においても、響・Agentの名前が頻繁に挙がることはありませんでした。
これは必ずしも悪いことではありません。探偵業界には、広告宣伝に多額の費用をかけて知名度を上げているものの、実際の調査力は疑問視される業者も存在します。一方で、地道に実力を蓄えている新興の探偵社もあります。響・Agentがどちらに該当するかを見極めることが重要です。
サービス内容と特徴
響・Agentが提供している主なサービスは以下の通りです:
浮気・不倫調査 対象者の行動パターンを調査し、不貞行為の証拠を収集する調査です。離婚調停や慰謝料請求で使用できる法的な証拠の収集を目的としています。
人探し・家出人調査 連絡の取れなくなった家族、友人、恩人などの所在を調査します。ただし、ストーカー目的や悪用の可能性がある依頼は受けないとしています。
企業信用調査 取引先の経営状況や信用度を調査します。主に中小企業向けのサービスとして位置づけられています。
盗聴器発見調査 自宅や事務所に仕掛けられた可能性のある盗聴器を発見・除去します。
これらのサービス内容自体は、一般的な探偵社が提供している標準的なものです。特別に際立った特徴や、他社との差別化要素は見当たりません。
響・Agent の料金体系:透明性と妥当性を検証
料金の公開状況と透明性
私が響・Agentのウェブサイトや広告媒体を調査したところ、料金の詳細についてはあまり明確に公開されていないことが分かりました。これは探偵業界では珍しいことではありませんが、依頼者にとっては不安要素の一つとなります。
刑事時代の経験から申し上げると、料金体系が不透明な業者は、後から高額な追加料金を請求するリスクがあります。私が担当した詐欺事件の中にも、探偵業者による不当な料金請求のケースが含まれていました。
業界相場との比較分析
探偵業界の料金相場について、私の経験に基づいてお伝えします:
浮気調査の一般的な相場
- 時間制:1時間あたり15,000円〜25,000円(調査員2名の場合)
- 日額制:1日あたり80,000円〜150,000円
- パック料金:3日間で300,000円〜500,000円
響・Agentの料金がこの相場内に収まっているかどうかは、直接問い合わせをしなければ判断できません。これは依頼者にとって不便な点と言わざるを得ません。
料金に関する注意点 私が調査責任者として数多くの案件を手がけた経験から、料金面で特に注意すべき点をお伝えします:
- 初期費用の内訳確認 調査開始前に、どこまでが基本料金に含まれているのかを明確にしておくことが重要です。交通費、宿泊費、特殊機材の使用料などが別途請求される場合があります。
- 追加調査の発生条件 当初の予定よりも調査が長期化した場合の料金体系を事前に確認しておきましょう。無制限に追加料金が発生する契約は危険です。
- 成功報酬の定義 「調査成功時のみ料金発生」という広告を見かけることがありますが、何をもって「成功」とするのかの定義が曖昧な場合があります。
支払い方法と分割対応
探偵調査は決して安い買い物ではありません。私がこれまで相談を受けた依頼者の多くは、「調査したいが経済的な負担が心配」という不安を抱えていらっしゃいました。
響・Agentが分割払いやローンに対応しているかどうかは、公開情報からは確認できませんでした。一般的に、信頼できる探偵社では依頼者の経済状況に配慮した支払い方法を提案してくれます。
実際の口コミ・評判を多角的に分析
ポジティブな評価の内容と信憑性
インターネット上で響・Agentに関するポジティブな口コミを調査したところ、以下のような内容が見受けられました:
「調査員の対応が丁寧だった」 この種の評価は、探偵社を選ぶ上で重要な要素の一つです。調査は依頼者にとって非常にデリケートな問題であり、調査員の人間性や対応力は調査の成否に直結します。
「報告書が詳細で分かりやすかった」 法的な証拠として使用する場合、報告書の質は極めて重要です。ただし、この評価については実際の報告書を見ていないため、客観的な判断は困難です。
「料金が他社より安かった」 料金の安さは魅力的ですが、私の経験では「安すぎる」料金設定の業者には注意が必要です。適正な調査を行うためには、相応のコストがかかるためです。
ネガティブな評価とその背景
一方で、以下のようなネガティブな評価も見受けられました:
「期待していた証拠が取れなかった」 これは探偵業界全体の課題でもあります。私が刑事時代に学んだことは、「証拠がない」ことも一つの真実だということです。依頼者の期待と現実のギャップをどう埋めるかが、探偵社の腕の見せ所です。
「連絡が取りにくい時があった」 調査中の進捗報告や連絡体制は、依頼者の不安を軽減する重要な要素です。この点で問題があるとすれば、改善が必要な事項です。
「追加料金が発生した」 これは探偵業界でよくあるトラブルの一つです。事前の説明が不十分だった可能性があります。
口コミの信憑性について専門家の見解
私が長年この業界に身を置いてきた経験から申し上げると、インターネット上の口コミには以下のような注意点があります:
自作自演の可能性 残念ながら、探偵業界には自社の評価を上げるために偽の口コミを投稿する業者が存在します。極端にポジティブすぎる評価や、具体性に欠ける評価には注意が必要です。
競合他社による悪評の書き込み 逆に、競合他社が悪評を書き込むケースもあります。これも業界の悪しき慣習の一つです。
依頼者の感情的な書き込み 調査結果に満足できなかった依頼者が、感情的になって過度に厳しい評価をする場合があります。客観的な事実と主観的な感想を分けて考える必要があります。
調査力の実態:技術力と成功率を検証
調査員の経験と技術レベル
響・Agentの調査員の経歴や技術レベルについて、公開されている情報は限定的です。私が重視するのは以下の点です:
元警察官や元自衛官の在籍状況 調査業務において、法執行機関での経験は大きなアドバンテージとなります。証拠収集の手法、法的な制約の理解、危険回避能力などは、実務経験を通じて身につくものです。
調査技術の継続的な向上 探偵業界は技術の進歩が早く、新しい調査機材や手法が次々と登場します。調査員が継続的に技術向上に努めているかどうかは重要な要素です。
守秘義務の徹底 私が最も重視するのは、調査員の倫理観と守秘義務の徹底です。どんなに優れた技術を持っていても、依頼者の秘密を漏らすような調査員では信頼できません。
使用機材と調査手法の現代性
現代の探偵調査では、高性能なカメラ、GPS機器、各種測定器具などの専門機材が不可欠です。私が調査責任者時代に使用していた機材と比較して、響・Agentがどの程度現代的な装備を保有しているかは、調査の成否に直結します。
撮影機材の重要性 浮気調査においては、決定的瞬間を鮮明に撮影できるかどうかが勝負です。暗所での撮影能力、望遠撮影の精度、動画撮影の安定性などは、機材の性能に大きく依存します。
データ管理の体制 収集した証拠の適切な管理も重要です。データの改ざん防止、バックアップ体制、セキュリティ対策などが適切に行われているかどうかは、証拠の信憑性に関わります。
成功率に関する現実的な評価
探偵業界でよく見かける「成功率99%」といった広告表現について、私の見解をお伝えします。
現実的な成功率の考え方 私が担当した3,000件以上の調査経験から申し上げると、真の意味での「成功率」を算出することは非常に困難です。なぜなら、「成功」の定義が調査内容や依頼者の期待によって大きく異なるためです。
浮気調査の場合
- 不貞行為の証拠を掴むことができた:約70-80%
- 法的に有効な証拠として認められた:約60-70%
- 依頼者が満足する内容だった:約50-60%
人探し調査の場合
- 対象者の現在の住所を特定:約40-50%
- 対象者との接触が実現:約20-30%
- 依頼者の希望通りの結果:約15-25%
これらの数字は私の経験に基づくものであり、個々の探偵社によって差があることは言うまでもありません。
法的コンプライアンスと安全性の検証
探偵業法遵守状況
探偵業を営むためには、探偵業法に基づく届出と、法令の遵守が必要です。響・Agentがこれらの要件を満たしているかどうかを検証しました。
探偵業届出証明書の確認 公開情報によると、響・Agentは東京都公安委員会に対して適切な届出を行っているようです。ただし、届出番号や詳細については、実際に面談時に確認することをお勧めします。
法令遵守の実態 探偵業法では、以下のような行為が禁止されています:
- 住居等侵入、盗聴、盗撮などの違法行為
- 対象者への付きまとい行為(ストーカー規制法違反)
- 個人情報の不正取得や第三者への提供
- 依頼者への不当な料金請求
これらの法令を遵守しているかどうかは、実際の調査手法や契約内容を詳細に確認しなければ判断できません。
プライバシー保護の体制
私が最も重要視するのは、依頼者および調査対象者のプライバシー保護です。
情報管理の体制 調査で得られた情報の取り扱いについて、以下の点を確認することが重要です:
- データの暗号化対策
- アクセス権限の管理
- 保存期間の明確化
- 廃棄方法の適切性
第三者への情報提供の制限 法執行機関からの照会があった場合を除き、調査結果を第三者に提供することは原則として禁止されています。この点についての方針が明確に示されているかどうかを確認しましょう。
調査手法の合法性
私が刑事時代に培った知識をもとに、合法的な調査手法について説明します。
許可される調査行為
- 公共の場所での尾行・張り込み
- 公開情報の収集・分析
- 聞き込み調査(相手の同意がある場合)
- 写真・動画撮影(プライバシーを侵害しない範囲)
禁止される調査行為
- 住居への無断侵入
- 盗聴器の設置
- 他人名義での身分詐称
- ハッキングによる情報取得
響・Agentがこれらの境界線を適切に理解し、合法的な範囲内で調査を行っているかどうかは、契約前の相談で確認することが重要です。
他社との比較:響・Agentの位置づけ
大手探偵社との比較
私が調査部門責任者を務めていた大手探偵社と、響・Agentを比較してみます。
組織力・人員数 大手探偵社:全国に支社を持ち、100名以上の調査員を擁する 響・Agent:地域密着型、調査員数は公表されていない
大手の利点は、全国規模の調査対応力と豊富な人材です。一方で、個々の依頼者への細かい配慮が行き届かない場合があります。
調査技術・機材 大手探偵社:最新機材への投資力が高く、技術研修も充実 響・Agent:詳細は不明だが、規模的に大手ほどの投資は困難と推測
料金体系 大手探偵社:料金は高めだが、明確な料金体系を持つことが多い 響・Agent:詳細が不明のため、直接確認が必要
中堅探偵社との比較
私が業界で知る中堅探偵社と比較すると、響・Agentは以下のような特徴があります:
地域特化の強み 東京都を中心とした地域密着型のサービスは、地理的な知識や人脈を活かした調査が可能です。これは中堅探偵社の強みの一つです。
柔軟性 大手と比べて組織が小さい分、依頼者の個別の要望に柔軟に対応できる可能性があります。
信頼性の見極め 一方で、実績や評判を客観的に判断する材料が少ないのも事実です。
新興探偵社としての評価
響・Agentを新興探偵社として評価した場合の考察です。
成長の可能性 新しい探偵社には、既存の悪習にとらわれない新鮮なアプローチを期待できます。依頼者のニーズに真摯に向き合う姿勢があれば、成長の可能性は十分にあります。
実績不足のリスク 一方で、経験不足による調査ミスや、予期しない問題への対応力不足は懸念材料です。
料金競争力 新興探偵社は価格競争力で勝負することが多く、依頼者にとってはメリットとなる可能性があります。
依頼を検討する際の重要なチェックポイント
初回相談での確認事項
響・Agentに限らず、探偵社への初回相談では以下の点を必ず確認することをお勧めします。
調査方針の説明 どのような手法で調査を進めるのか、具体的な説明を求めましょう。曖昧な説明しかできない業者は避けるべきです。
私が相談を受けた依頼者の中に、「とにかく証拠を取ってくれると言われたが、具体的な方法は教えてもらえなかった」というケースがありました。後日判明したのは、その業者が違法な手法で調査を行おうとしていたことです。
料金の詳細見積もり
- 基本料金に含まれる内容
- 追加料金が発生する条件
- 支払い方法とタイミング
- キャンセル時の取り扱い
これらの点について、書面での説明を求めることが重要です。
調査期間の目安 現実的な調査期間の見通しを聞きましょう。「すぐに結果が出る」という業者は疑ってかかるべきです。
報告書のサンプル確認 可能であれば、過去の報告書のサンプル(個人情報を伏せたもの)を見せてもらいましょう。報告書の質は、証拠としての価値を左右します。
契約前の最終チェック項目
契約を結ぶ前に、以下の項目を必ずチェックしてください。
探偵業届出証明書の確認 事務所に掲示されているはずです。番号と有効期限を確認しましょう。
調査員の身元保証 調査を担当する調査員の経歴や身元保証について説明を求めましょう。
緊急時の連絡体制 調査中に問題が発生した場合の連絡体制を確認しておきます。
契約解除の条件 調査開始後に契約を解除したい場合の条件と、返金規定を確認しましょう。
避けるべき危険信号
私の経験から、以下のような探偵社は避けることをお勧めします。
過度な成功保証をする業者 「絶対に証拠を取ってみせる」「100%成功する」といった保証をする業者は危険です。調査には不確定要素が多く、絶対的な保証はできないのが現実です。
契約を急かす業者 「今日中に契約しないと料金が上がる」「他の依頼者に取られてしまう」といった理由で契約を急かす業者は信用できません。
料金説明が曖昧な業者 「調査してみないと分からない」という理由で、具体的な料金説明を避ける業者は後から高額請求をする可能性があります。
違法行為を示唆する業者 「何でもできる」「法律なんて関係ない」といった発言をする業者は、確実に避けるべきです。
響・Agentへの依頼を成功させるための戦略
効果的な相談方法
もし響・Agentへの依頼を検討される場合、以下の点を意識して相談に臨むことをお勧めします。
相談前の準備
- 調査したい内容を具体的に整理する
- 予算の上限を明確にする
- 調査期間の希望を決める
- 必要な証拠のレベルを明確にする
私が調査責任者時代に感じたのは、依頼者自身が調査の目的と期待値を明確にしているほど、成功する確率が高いということです。
相談時の質問例 以下のような質問を準備していくと良いでしょう:
「同様の調査で、これまでどの程度の成功実績がありますか?」 「調査が失敗した場合の料金はどうなりますか?」 「調査中に対象者に気づかれるリスクはどの程度ありますか?」 「報告書は法的な証拠として使用できる形式ですか?」
調査成功率を高める依頼者の心構え
調査の成功は、探偵社の技術だけでなく、依頼者の協力も重要な要素です。
正確な情報提供 対象者に関する情報は、些細なことでも正確に伝えましょう。車のナンバー、勤務先、行動パターンなど、調査員にとって貴重な手がかりとなります。
現実的な期待値の設定 私が担当した依頼者の中で、最も満足度が高かったのは、現実的な期待値を持っていた方々でした。完璧な証拠が必ず取れるとは限らないことを理解しておくことが重要です。
調査期間中の協力 調査期間中は、対象者に不審な行動を取らないよう注意が必要です。探偵調査を行っていることが相手に察知されると、証拠隠滅のリスクが高まります。
トラブル回避のための注意点
響・Agent、そして探偵業界全般におけるトラブル回避のために、以下の点にご注意ください。
契約書の詳細確認 契約書には必ず目を通し、不明な点は遠慮なく質問しましょう。特に、料金の計算方法、追加費用の発生条件、調査内容の変更手続きなどは重要です。
進捗報告の頻度確認 調査期間中の報告頻度と方法を事前に決めておきましょう。連絡が取れない期間が長く続くと、不安が募ります。
証拠の取り扱い確認 調査で得られた証拠の保管方法、使用目的の制限、第三者への提供禁止などについて、明確な合意を得ておきましょう。
真実と向き合うための心の準備
調査結果がもたらす現実
探偵調査を依頼されるということは、何らかの疑念や不安を抱えていらっしゃるということです。私がこれまで数多くの依頼者と接してきた経験から、調査結果と向き合う心の準備についてお話しします。
真実を知ることの重要性 疑念を抱いたまま日々を過ごすことは、精神的に大きな負担となります。私が担当した依頼者の多くは、「真実を知って、どちらにしても前に進みたい」とおっしゃっていました。
確かに、真実を知ることは時として辛いものです。しかし、事実を知ることで初めて、適切な判断と行動を取ることができます。これは、人生を取り戻すための、そして前に進むための、不可欠な第一歩なのです。
期待していた結果が得られない場合 調査の結果、疑念が晴れる場合もあれば、残念ながら疑いが確信に変わる場合もあります。どちらの結果であっても、それは新しいスタートラインに立つということです。
私が刑事時代に学んだことの一つは、「証拠がない」ということも、一つの重要な情報だということです。完璧な証拠が取れなかったとしても、それまでの疑念に一定の区切りをつけることはできます。
調査後のサポート体制
信頼できる探偵社であれば、調査終了後のサポートも提供しているはずです。
法的手続きのアドバイス 離婚調停や慰謝料請求を検討している場合、調査結果をどのように活用すべきかについて、専門的なアドバイスを求めることができます。
カウンセリングの紹介 調査結果によって深い心の傷を負った場合、専門のカウンセラーや心理士の紹介を受けることも可能です。
継続的な相談対応 調査終了後も、疑問や不安が生じた場合の相談窓口があるかどうかを確認しておきましょう。
最終的な判断基準:響・Agentを選ぶべきか
客観的な評価まとめ
これまでの分析を踏まえ、響・Agentについての客観的な評価をまとめます。
積極的に評価できる点
- 探偵業届出を適切に行っており、合法的に営業している
- 地域密着型のサービスで、きめ細かな対応が期待できる可能性
- 新興探偵社として、新鮮なアプローチを持っている可能性
懸念される点
- 業界内での実績と評価が十分に確認できない
- 料金体系の透明性に疑問がある
- 調査技術や成功率について客観的な評価が困難
判断に必要な追加情報
- 具体的な料金見積もり
- 調査員の経歴と技術レベル
- 過去の調査実績と成功事例
- 使用機材と調査手法の詳細
他社との検討比較のすすめ
私の経験から強くお勧めするのは、響・Agent一社だけでなく、複数の探偵社から見積もりを取って比較検討することです。
比較検討の利点
- 料金相場の把握ができる
- 調査手法の違いを理解できる
- 調査員の対応力を比較できる
- より良い条件の提案を受けられる可能性
最低3社は比較する 私が依頼者にアドバイスする際は、必ず3社以上との比較を勧めています。1社だけでは判断材料が不足し、2社だけでは中間的な選択肢がありません。3社以上であれば、より客観的な判断が可能になります。
最終決定のためのアドバイス
響・Agentへの依頼を最終的に決定する際は、以下の点を総合的に判断してください。
技術的な信頼性 調査員の経験、使用機材、過去の実績などから、技術的な信頼性を評価しましょう。
経済的な妥当性 料金が相場と比較して妥当であり、追加費用のリスクが低いことを確認しましょう。
人間的な信頼感 担当者との相性、コミュニケーションの取りやすさ、誠実さなども重要な判断基準です。
アフターサポート 調査終了後のサポート体制があることも、安心して依頼するための要素です。
探偵選びで後悔しないための最終チェックリスト
契約前の必須確認事項
響・Agentに限らず、どの探偵社と契約する場合でも、以下の項目を必ず確認してください。
法的要件の確認 □ 探偵業届出証明書の確認済み □ 担当調査員の身元確認済み □ 調査手法の合法性について説明を受けた □ 個人情報保護方針について説明を受けた
料金・契約条件の確認 □ 基本料金と含まれる内容の確認済み □ 追加料金の発生条件を理解している □ 支払い方法と支払いタイミングを確認済み □ 契約解除条件と返金規定を確認済み
調査内容の確認 □ 調査方法について具体的な説明を受けた □ 調査期間の目安を確認済み □ 報告書の形式とサンプルを確認済み □ 成功・失敗の判定基準を確認済み
連絡体制の確認 □ 調査期間中の連絡方法を確認済み □ 進捗報告の頻度を確認済み □ 緊急時の連絡先を確認済み □ 担当者の変更があった場合の対応を確認済み
危険な探偵社を避けるための警告サイン
以下のような特徴がある探偵社は避けることを強くお勧めします。
契約・料金面での警告サイン
- 契約を異常に急かす
- 料金の詳細説明を避ける
- 高額な前払いを要求する
- 「絶対成功」を保証する
- キャンセル時の返金を拒否する
調査手法での警告サイン
- 違法な調査手法を示唆する
- 調査方法について曖昧な説明しかしない
- 対象者への直接的なアプローチを提案する
- 盗聴や盗撮を当然のように話す
対応面での警告サイン
- 相談時の態度が横柄
- 依頼者の質問に対して曖昧な回答
- 過去の実績について具体的な説明ができない
- 業界団体への加盟について答えられない
調査依頼を成功させるための最終アドバイス
現実的な期待値を持つ 完璧な証拠が必ず取れるとは限りません。調査には不確定要素が多く含まれることを理解しておきましょう。
調査期間中は慎重に行動する 対象者に不審に思われるような行動は避け、普段通りの生活を心がけてください。
調査員との信頼関係を築く 些細な情報でも調査員と共有し、協力的な姿勢を示すことで、より良い結果につながります。
結果を受け入れる準備をする どのような結果であっても、それは新しいスタートのための情報です。真実と向き合う勇気を持ちましょう。
おわりに:あなたの未来への第一歩
この記事を最後まで読んでいただき、ありがとうございました。響・Agentについて、そして探偵選び全般について、私の経験に基づく率直な意見をお伝えしました。
私が15年間の刑事経験と10年間の探偵業界での経験を通じて学んだことは、真実を知ることの重要性と、それを知る勇気を持つことの尊さです。今、あなたが抱えている問題や不安は、決して一人で解決する必要はありません。
響・Agentが最適な選択肢かどうかは、最終的にはあなた自身が判断することです。しかし、その判断を下すために必要な情報と視点を、この記事を通じて提供できたと信じています。
もし探偵への依頼を決心される場合は、必ず複数の探偵社を比較検討し、十分な情報収集を行ってください。そして、どのような結果であっても、それはあなたの人生を前に進めるための貴重な一歩となることを忘れないでください。
誰にも相談できず、一人で苦しんでいるあなたへ
真実を知ることは確かに辛いかもしれません。しかし、それはあなたの人生を取り戻すための、そして前に進むための、不可欠な第一歩です。勇気を持って、その一歩を踏み出してください。私たち探偵業界のプロフェッショナルは、あなたの最後の味方として、真実を明らかにする手助けをする準備ができています。
あなたが最善の選択をし、明るい未来を切り開けることを心から願っています。
執筆者プロフィール 元警視庁刑事部捜査一課刑事(15年勤務)、元大手探偵事務所調査部門責任者(10年勤務) 保有資格:探偵業届出証明、第一級調査指導技能士 調査実績:浮気・不倫調査、人探し・家出人調査、企業信用調査など通算3,000件以上
この記事は、探偵業界の透明化と依頼者の保護を目的として作成されています。特定の探偵社を推奨または否定するものではありません。